近畿視覚障害者情報サービス研究協議会

                  (近畿視情協)


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 ◆ 2019年度活動計画 ◆

 平成の30年間が終わりました。思えば、この30年の間に視覚障害者をめぐる情報環境も大きく変わりました。ICTが進歩し、障害者用図書のデジタル化と「サピエ図書館」といったネットワークサービスが実現しました。法制度面では著作権法の改正、障害者差別解消法の施行、障害者権利条約、マラケシュ条約の批准等、障害者の権利拡大が大きく進んだ30年だったと言えます。
 こうした流れの中、図書館でも図書のデジタル化への移行が進むとともに、サピエ図書館や国立国会図書館視覚障害者等用データ送信サービスをベースとした情報提供サービスが主流になりました。また、公共図書館においては発達障害や知的障害、聴覚障害等多様な障害者へのサービスの事例も見られるようになり、近畿視情協の取り組みから始まったLLブックも根付きつつあります。
 ただ、国立国会図書館の調査(『公共図書館における障害者サービスに関する調査研究』 平成29年度実施)でも明らかなように公共図書館における障害者サービスの実施館は2割程度にとどまっており、さらなる働きかけと努力が求められています。
 近畿視情協は1974年の発足以来、図書館間の協力によって障害者サービスの発展と充実に努めてきました。その後この協力関係は公共図書館にも拡がり、今日に至っています。これまでの蓄積と実績から障害者サービスへの取り組みを深め、公共図書館へのサービスの拡大をめざすために、以下の通り、今年度も引き続き活動してまいります。
ご協力のほどよろしくお願いいたします。

1 総会
  日時:2019年6月6日(木)13:30〜14:30
  会場:日本ライトハウス情報文化センター(大阪市)

2 各種研修会等の開催
 全体行事として職員やボランティアを対象とした研修会を企画・開催する。
(1)職員研修(総会後に実施)
  日時:6月6日(水)14:45〜16:30
  会場:日本ライトハウス情報文化センター
  テーマ:平成30年間の障害者サービスの歩みとこれからめざすもの(仮題)
  発表者:竹下 亘 氏(日本ライトハウス情報文化センター 館長)
       杉田 正幸 氏(大阪府立中央図書館)
       服部 敦司 氏(枚方市立中央図書館)
(2)障害者サービス担当職員向け基礎研修会
  日時:5月24日(金)13:30〜16:30
  会場:和歌山県点字図書館
  ※ 第1回図書館サービス委員会の研修として開催
(3)ボランティア・職員研修会
  日時:12月5日(木)
  会場:玉水記念館(大阪市)
  内容:(未定)
(4)職員研修会
  日時:2020年2月頃(予定)
  会場:(未定)
  テーマ:(未定)
(5)委員会主催の研修会(別掲)
  ・図書館サービス委員会は各回の午後に開催。録音製作委員会・点字製作委員会は8月に開催予定。
  ・職員だけでなく、ボランティアや外部関係者の参加も歓迎。
  ・関係機関等への広報に努め、参加者を増やす。

3 運営委員会
  年3回開催(5月22日(水)、9月、2020年3月)

4 委員会活動
  (各委員会のページにリンクしています)
(1)図書館サービス委員会
(2)録音製作委員会
(3)点字製作委員会

5 NLB(新刊案内)の発行
 引き続き、毎月、加盟館の製作情報をデータベース化し、それを元に冊子版、デイジー版、カセットテープ版の目録を作成する。
 なお、冊子版はPDFデータとテキストデータをメールにて送信、デイジー版は全加盟館に、テープ版は必要施設にのみ郵送する。

6 カセットテープの提供
 現在、入手が困難になりつつあるカセットテープを低価格で提供し、同時に会の活動資金としての補填を行う。

7 ホームページ(エルネット・キンキ)の管理と運営
  事務局からのお知らせや委員会の活動報告、各種イベント等の情報を提供する。
  URL http://www.lnetk.jp/

8 他団体との協力
 全国視覚障害者情報提供施設協会(全視情協)や日本図書館協会(日図協)等と講習会や研修会を共催し、
協力関係を強めることにより、読書に障害のある人の情報環境の改善に取り組む。
  1.LLセミナー(「知的障害・自閉症児者の読書活動を進める会」主催、2020年1月頃開催)への協力
  2.その他関係団体との協力を積極的に進める。